新卒採用がない？

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新卒で外資系ITコンサルになれるか

外資系企業の特徴として、新卒採用にあまり積極的ではなく中途採用に力を入れているという点があります。企業のコンサル業務という仕事の性質もあってか、大学を卒業したばかりのフレッシュな人材よりも他の企業で社会人経験を積んできた人の方が即戦力として歓迎される傾向があるようです。また、様々な業種の経験者を会社に入れることで、コンサル企業としてさらに会社を強くしていけるという側面もあります。外資系企業の考え方は日系企業よりもっとビジネスに対してシビアで合理的であることが多いので、新卒の社員を1から教育するよりも大手企業などで一流の社員教育を受けてきた人材を中途採用する方が、人材育成にかけるコストを減らしながら企業の業績を上げていくことができると考えられているのです。

新卒採用する企業もある

中途採用が多い傾向はありますが、新卒採用をしている外資系コンサルティングファームもあります。そのような企業に入社すると、短期集中型の新人研修を受けることになります。コンサル業に欠かせない論理的思考力や高度なビジネスマナー、その他専門的な知識を、講習スタイルだけではなく時にはグループディスカッションを通じて実践的に身につけていきます。コンサルを必要としている企業には必ず何らかの問題点がありますが、それらの問題点を理解して的確でスピーディーな解決方法を提案するためには、高い問題解決能力がどうしても必要になります。そのような訓練も研修時に実践的なケースを題材にしたグループディスカッションで解決方法について考えることで、具体的な答えの導き方を学んでいくことになります。このような学習に明確な答えはないので、より実践に近い形で考えていくことができるでしょう。

スキルアップは実践で

外資系企業はとことんシビアなところがあるので、日系企業ののんびりしたムードとは違ってすぐに現場に出されることになります。わからないことは先輩に聞けば何とかなり、新入社員の頃はミスが多くて当然という日系企業の空気は一切ないものと考えておいた方が安全です。そう聞くと厳しすぎるように感じるかもしれませんが、早い段階で実践の場に出て主体的に仕事をさせてもらえるという環境は、マニュアル重視職場で働くよりも手ごたえややりがいを強く感じられるかもしれません。